暗号化-Wi-Fiのセキュリティ

暗号化

LANケーブルを使う有線LANではパソコンとハブやルーター間にケーブルを挿さない限り、ネットワークに接続する事は絶対に出来ません。
しかし、Wi-Fiではセキュリティが無ければ、簡単に第三者が勝手にネットワークに接続出来てしまいます。従いWi-Fiではセキュリティは必須で、極めて重要です。
もしWi-Fiにセキュリティが無いと、第三者が道端に車を駐めてノートパソコンを使ってWi-Fiルーターを検出させ、インターネットに接続して犯罪に利用されてしまうかもしれません。あるいはファイル共有出来る状態でそれにパスワードがかかっていなければ情報漏洩になるかもしれません。
そこで第三者にWi-Fiへの侵入を防ぐためにまずは、セキュリティキー(パスワード)を設定して通信を暗号化することです。セキュリティキー(パスワード)は自分で設定する事も出来ますが、Wi-Fiルーターの標準のものを使った方が良いでしょう。忘れるとネット接続出来なくなったり、簡単だったり意味のある文字を使うと危険だからです。セキュリティキー(パスワード)はWi-Fiルーターの側面ないし背面に記載されています。
暗号化はWi-Fiのセキュリティ上必須となります。法人の場合は更に注意が必要で、Wi-Fiセキュリティ製品の導入を検討するのも方法です。
暗号化の種類には次の3つがあります。

WEP

WEPは最も古い暗号化です。WEP64とWEP128の暗号化方式があります。暗号化ソフト(WirelessNetViewなど)で簡単に解読する事が出来るため、現在に於いては使うべきではありません。

TKIP

TKIPはWEPを改良してもので、WEPよりも解読するのには時間がかかりますが、解読は可能です。従い使うべきではありません。

AES

AESは現在において最もセキュリティが高いとされ、これまでに解読された事は無いとされています。従い、必ずAESを使うべきです。さらに認証方式としてWPA2-PSKを使う事が望ましいとされています。
現在販売されているWi-FiルーターはAESを標準装備しています。念のため、AESになっているか確認しておくのが良いでしょう。しかし、古いWi-Fiルーターでは対応出来ていない場合もあるので、その場合は新たなWi-Fiルーターを購入する事を推奨します。
但し、一部の機器では使えない事があります。初期のWindowsXPやゲーム機など。
図はNECの標準セキュリティ設定です。

NEC

図はバッファローの標準セキュリティ設定です。

バッファロー

パソコンでワイヤレスネットワークのプロパティとして表示すると次のように表示します。左がWindows8、右がWindows7。

AES


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